熱性けいれんの発作は良性で治る病気です

熱性けいれんは脳の機能が十分に発達していない小児、特に6ヶ月から5歳ごろがよく起こる年齢です。
38度以上の発熱によりけいれん発作が起こるため、熱が上昇していく過程で起こります。初めての発作は風邪の発熱で起こる事も多く、周りの大人が驚く発作です。
原因がわかっているため、治療や予防法もある良性の病気です。また、一生のうちで1度しか発作を起こす事がない人も多く、原因を取り除けば治る病気です。
治療法は解熱剤を飲ませる、または注射や点滴で熱を平熱まで下げる事で治ります。
けいれん時に注意する事は、発作時の動きで怪我をしないように体を寝た状態にさせる事、直射日光などのまぶしい光は避け目隠しなどで暗めの環境にする事、服を緩めて体を締め付けない事です。
舌を噛むからと思って口の中に物をくわえさせる事は、間違って飲み込んでしまったり、くわえさせている人の指などを噛みしめてしまい世話をしている人が怪我をする恐れがあります。
落ち着いた後に病院で診察を受ける際に、発作の時間がどの程度か、発作がどのようなものだったのかメモなどを取っておけばより医師が状態が理解しやすくなります。
熱性けいれんは脳の発達が大人に近づくにつれて発作は起こらなくなります。てんかんとは違う病気で良性で治る病気です。予防的に鎮静剤を熱が上がり始める37.5度ぐらいから飲ませるように処方する医師もいます。
ただし、熱性けいれんがきっかけでてんかんという病気が起こる人もいます。熱がない時にけいれんが起こったり頻繁に起こる場合は診察を受ける必要があります。
家族の誰かが熱性けいれんを起こした事がある家庭の子供は同じように発病する可能性があります。
子供の病気には驚かされ、このまま治らないのではないかと怖くなるものですが、良性の治る病気ですので家庭で様子をみるだけではなく、専門医の診察を早めに受けましょう。